黄道光とクロスする冬の天の川の撮影に大台ケ原へ②
前回の記事
正木峠へやってきました。
一人、カメラマンがいる様子。
ここではカメラ二台を使い、一台はタイムラプス、もう一台は写真撮影を行います。
三脚を組み上げていきます。カメラにはあらかじめレンズをセットしてきているので、そのまま三脚へ取り付けます。タイムラプスを撮影するカメラにリモコンを繋ぎ、インターバル撮影の設定をします。15秒露光で間隔なしに撮り続けます。先ほど、展望台で少し撮影していただけでレンズに夜露が付いていたので、忘れずにレンズヒーターも巻きます。
タイムラプスの仕込みを終えたら、もう一台のカメラもセッティングし、撮影していきます。
正木峠は、全体的に木材で通路が作られており、その上を歩きます。なので歩きやすいんです。星空と相まって、幻想的な雰囲気ですしね。
しかし、一つだけ欠点があります。近くを人が歩くと、揺れます。
ですので、カメラで三脚たてて撮影をしている時に人が通ると写真がブレるんですね・・・。まぁ、そこまで人が通ることはないですが、逆に通る時は気を使いますね。
いい撮影ポイントを探しながら撮影していきます。今回は全てレタッチしてます。
黄道光と冬の天の川が綺麗に交わって、Xを描いていました。
(ちなみに、本日は肉眼では見えないようです)
自分の手もクロスさせてみようと思ったけど、やめた。
倒木と天の川。
天の川へ続く階段。
なんどもお世話になっている、このフォトジェニックな立ち枯れと天の川を撮影。ちょうど、交わるところに先端がくるように狙いました。
肉眼では見えていなかったはずですが、なんとなくここかな?っていうのが見ていてわかったので、すぐに構図を作ることが出来ました。なんとなく、見えているのかもしれませんね。
銀河を望む人たち
天の川の壮大さが分かるような写真になりました。この写真だとXではなく、Λになってしまいました。ちなみに、Λ(ラムダ)は、宇宙定数のことのようですが、調べてもよく分かりませんでした。
というか、私を含めて3人しかいないのに、カメラは7台あるという・・・(写真に写っているのは6台です)
この立ち枯れもなかなかいい仕事をしてくれる。
薄明となり、夜空に青みが出てきました。
そして、
次第に空は明るみ、夜が空けていきます。
天の川は消え、星も少しずつ、消えていきます。
朝焼けは鮮やかに、色とりどりに変化していきます。
何度も大台ヶ原で朝焼けをみましたが、今まででトップレベルの幻想的な朝焼けとなりました。
こちらが、タイムラプス動画です。15秒の動画です。
下の雲海の動きも見ていて面白いです。
長くなったので、続きは次回へ。
次回で最後です。